ロシア、首都の米系学校を「スパイ扱い」に指定 国務省抗議

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(CNN) ロシア政府は8日までに、モスクワにある米国系のインターナショナルスクール「アングロ・アメリカン・スクール」を「外国の代理人」に関する法令に該当する組織として指定し、米国務省はこれに抗議した。

「外国の代理人」は欧米のスパイ組織の意味づけがあるとも受け止められている。米国務省のミラー報道官は「目に余る理不尽な決定」と非難する声明を発表。

同校を閉鎖に追い込もうとするロシア政府による一連の措置の最新の対応と弾劾。「米ロ両国は74年間にわたり、相互の子どもたちが不必要な障害や嫌がらせを受けずに教育の機会を享受する共通の利益を認識してきた」とし、「ロシア政府の今回の行動はこの原則をあからさまに踏みにじった」と批判した。

アングロ・アメリカン・スクールの「外国の代理人」指定は、米ロ間で互いに外交官を追放するなどの報復合戦が進む中での措置ともなっている。

同校は1949年に開校し、外国の外交官やロシア国民の子どもたちが学んでいる。2022~23年の学年での職員総数は184人。教員は54人で、米国人が11人、ロシア人29人、残りがその他の国となっている。

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