ウクライナ大統領、クリミア半島の支配回復を確信

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(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、訪問先のトルコ・イスタンブールで、自国がクリミア半島を再度統治下に置けることを確信していると述べた。また、トルコによるウクライナの主権と領土の一体性への支持に謝意を表明した。

同日未明に行われたトルコのエルドアン大統領との共同記者会見で述べた。エルドアン氏とはクリミア半島の状況について話し合ったという。

「クリミア半島はいまだにロシアが不法に支配下に置き、脅威と危険の橋頭堡(ほ)として使用している。いずれにせよ、我々は必ずクリミア半島への支配を回復する」(ゼレンスキー氏)

クリミア半島は2014年にロシアが強制的に併合。同国の黒海艦隊の拠点となっている。昨年2月に起きたウクライナへの全面侵攻の際には、この地域からロシア軍がウクライナ南部へ攻め込んできた。

会見でゼレンスキー氏は、ウクライナによる北大西洋条約機構(NATO)加盟への意向にも言及。トルコがこれを支持していると聞いて「うれしく思う」と明かした。

その上で、エルドアン氏とはNATOを背景とした両国の取り組みに関する重要課題について話し合ったと説明。とりわけ来週リトアニアのビリニュスで開かれるNATO首脳会議への準備が話題に上ったという。

同首脳会議では、ウクライナが最重要議題になるとみられている。

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