「国がワグネルに資金拠出」 プーチン大統領

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クレムリンで軍当局者との会合に出席するプーチン大統領/Mikhail Tereshchenko/Sputnik/Reuters

クレムリンで軍当局者との会合に出席するプーチン大統領/Mikhail Tereshchenko/Sputnik/Reuters

(CNN) ロシアのプーチン大統領は27日、民間軍事会社ワグネルによる先週末の反乱の対応にあたった軍当局者への演説で、国防省がワグネルに「資金を全額拠出した」と明らかにした。

プーチン氏によると、政府は2022年5月から今年5月にかけての期間だけで「維持費とインセンティブ」としてワグネルに約860億ルーブル(約1450億円)支払った。

プーチン氏はまた、ワグネル創設者のエフゲニー・プリゴジン氏が経営する別会社コンコルドが政府から800億ルーブル受け取ったとも主張した。

ワグネルに巨額が使われていたことに言及した際、プーチン氏は「我々はそれに対処する」と明言し、「だが、誰も何もとっていないことを望む」と述べた。プーチン氏が資金の使途の調査を暗示したのかどうかは直ちにはわからなかった。

「ワグネルに関しては、我々は常に大きな尊敬の念を持って戦闘員らと指揮官を扱ってきた。彼らは本当に勇気と勇敢さを示したからだ。ロシア軍の兵士や将校、そして志願兵らもワグネルに劣らず献身的に戦闘に従事し、勇敢さと自己犠牲を示した。ワグネルの戦闘員らは国内で尊敬されていた」と述べた。

プーチン氏はまた、軍当局者に「感謝」を表したいと語りかけ、反乱では「残念ながら、あなた方はかなり難しい状況に対応しなければならなかった」などと労(ねぎら)った。

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