ロシア軍の攻撃で「膨大な」戦闘員死亡、ワグネルトップが非難

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ロシアの民間軍事会社ワグネルを率いるエフゲニー・プリゴジン氏/Yulia Morozova/Reuters

ロシアの民間軍事会社ワグネルを率いるエフゲニー・プリゴジン氏/Yulia Morozova/Reuters

(CNN) ロシアの民間軍事会社ワグネルのトップ、エフゲニー・プリゴジン氏は23日、ロシア軍指導部がワグネルの軍事キャンプを攻撃し、「膨大な数」の戦闘員を殺害したと非難した。

プリゴジン氏は、ロシア国防省がワグネルをだましたと主張。「こうした残虐行為に対抗する措置を取る」と言明した。

プリゴジン氏はSNSテレグラムに投稿した音声メモで、「我々は国防省と妥協して武器を提出し、引き続き国を守る方法について解決策を模索する用意があった。だが、こうした卑劣な連中はそれで収まらなかった」などと説明した。

「我々が屈しなかったのを見て、彼らは我々のキャンプに攻撃を加えた。膨大な数の戦闘員、戦友が死亡した。我々は今後、こうした残虐行為への対抗方法について決定する。次は我々の番だ」とも述べ、「彼らは数十人を消し去った」と主張した。

一方、ロシア国防省は23日のテレグラムへの投稿でこの主張を否定し、今回の件に関してSNSで拡散しているメッセージや動画は「真実ではなく」「情報を駆使した挑発」だと指摘した。

プリゴジン氏はその後のテレグラムへの投稿で、自分はロシア軍指導部を批判することで「正義の行進」を行っているのであって、「軍事クーデター」ではないと説明。ロシア軍の大半はワグネルを支持しているとも主張した。

プリゴジン氏はこれに先立ち、ロシア政府は国防省の考案した偽の口実の下でウクライナに侵攻したと述べ、実際にはロシアは戦場で後退していると主張した。

今月11日には、ロシア国防省と契約するつもりはないと表明し、ワグネルを傘下に置こうとする試みを拒絶していた。

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