ウクライナ軍の反転攻勢、「本格的には始まってもいない」と高位当局者

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訓練を行うウクライナ兵=20日、ウクライナ・ドネツク州の前線近郊/Genya Savilov/AFP/Getty Images

訓練を行うウクライナ兵=20日、ウクライナ・ドネツク州の前線近郊/Genya Savilov/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナのある高位当局者は22日、ロシアに対する反転攻勢の主要な攻撃について、「本格的には始まってもいない」と述べた。CNNのみに発したコメントで明らかにした。

CNNは21日、西側諸国の当局者らの認識として、ウクライナ軍の反転攻勢が初期段階でさほど成功しておらず、「どの前線においても期待を下回っている」とする見解を報じていた。上記の当局者の発言はこの報道を受けてのもの。

この当局者は「反転攻勢全体の軌跡を評価するのは早すぎる」とし、「その主要な攻撃は、本格的には始まってもいない」と強調した。

その上で、反攻の準備段階に当たる「形成」作戦がまだ行われている最中であり、反転攻勢の評価は秋か冬になるまで不可能だとの見方を示した。

CNNの報道の中で西側諸国の当局者らは、反攻はまだ初期段階にあり、米国を含むウクライナの同盟国は時間が経つにつれウクライナ軍が領土を奪還できると「楽観的にとらえている」とも述べていた。ここ数週間で徐々に始まった反攻の進捗(しんちょく)状況について、米国とその同盟国がより詳細な評価を下せるようになるのは少なくとも7月ごろになる公算が大きい。

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