「ICCがダム決壊の調査を開始」 ゼレンスキー大統領

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決壊したカホウカ・ダムの様子を捉えた衛星画像/Maxar Technologies/Reuters

決壊したカホウカ・ダムの様子を捉えた衛星画像/Maxar Technologies/Reuters

(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は11日、南部ヘルソン州で起きたカホウカ・ダムの決壊について、国際刑事裁判所(ICC)が調査を開始したと述べた。

ゼレンスキー氏は毎晩恒例のテレビ演説で、ICCのチームがここ数日の間にヘルソン州に入ったと報告。検事総長が決壊後の初日からICCの検察局に調査を要請し、その作業がすでに始まっていると述べた。

同氏は、ICCのチームが「ロシアによるテロ行為」の結果を自分の目で見て、テロ行為が続いていることを自分の耳で確かめていることが非常に重要だと強調。ロシアは今も、洪水の起きた避難対象地域への砲撃を続けていると非難した。

ウクライナとロシアは互いにダム決壊が相手の仕業だったと主張しているが、意図的な攻撃だったのか、構造的な欠陥で決壊したのかは確認されていない。

避難する住民らが砲撃を受け、死者が出ていることについても、両国の間で非難の応酬が続いている。

ゼレンスキー氏は演説で、ICCのチームが現地を訪れて証言を聞いたり、情報や証拠を集めたりすることを全面的に許可し、調査に協力していると強調した。

洪水被害に遭った南部からはこれまでに4000人を避難させたとも報告し、最悪の状況にあるのはヘルソン州のロシア支配地域だと指摘した。

一方でロシア国営タス通信は、支配下の地域から約7000人を避難させたと伝えている。

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