ウクライナ・ダム決壊、死者14人に

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ウクライナ南部ヘルソン州カホウカ・ダムの決壊による死者が少なくとも14人に上ることが明らかになった/Inna Varenytsia/Reuters

ウクライナ南部ヘルソン州カホウカ・ダムの決壊による死者が少なくとも14人に上ることが明らかになった/Inna Varenytsia/Reuters

(CNN) ウクライナ当局は11日、南部ヘルソン州のカホウカ・ダムの決壊による死者が少なくとも14人に上ると明らかにした。洪水の発生した地域から避難した人の数は2700余りとなっている。

当局によれば、避難した子どもの数は190人。

当局によれば、ヘルソン州で5人が死亡したほか、子ども7人を含む35人が行方不明となっている。ミコライウ州では1人が死亡した。

ダムの上流に位置する東部ドニプロペトロウスク州では、約16万2000人が水を利用できなくなっている。

ヘルソン州の軍政トップは11日、ウクライナメディアに対して、ロシアの占領地域で少なくとも8人が死亡したと述べた。

軍政トップは、川の東岸からの避難を妨害しているとして、親ロシア派の当局を非難した。検問所を設置して、人々が出られないようにしており、ロシアのパスポートに切りかえた人だけが通過を許されているという。

ヘルソン州の軍政によれば、避難活動が行われているのにもかかわらず、ロシア軍は砲撃を継続している。

ウクライナは昨年の反攻の後、ドニプロ川の西側とヘルソン市を支配下に置いている。一方のロシア軍はドニプロ川の東岸にとどまっている。

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