ウクライナ避難民の家賃支援の資金拠出を発表、英政府

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(CNN) 英国政府は10日、同国へ逃れたウクライナ人避難民の民間の居住先の家賃支払いや就労先の確保を助けるため1億5000万ポンド(約263億円)の資金を拠出する方針を明らかにした。

報道機関向け声明で、これら資金は地方議会へ分配するとした。バカン住宅相は「英国は戦争の恐怖から脱出してきた人々に退避の場所を提供する名誉ある伝統を有している」と述べた。

英国のウクライナ人避難民ための住居対策事業では、友人や慈善団体、SNSを通じて「スポンサー」を確保し、共同での関連ビザの申請を促している。

ただ、英国にたどり着いた避難民の一部が抱える問題も表面化し、英国赤十字社は今年3月、多くのウクライナ人が不適切な住環境の中で暮らしていると警告してもいた。

CNNが昨年6月に取材した、英国に新たに到着した避難民12人の半数は英国側の受け入れ先との関係が悪化した後、ホームレスになったと明かしてもいた。

ロシアによるウクライナ侵攻が昨年2月に始まって以降、英国へ退避したウクライナ人は12万4000人余となっている。統計データによると、最大の受け入れ国は隣国ポーランドで、今年5月9日時点で約160万人。ドイツは今年4月の段階で、100万人余だった。

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