英国とオランダ、「国際的な連合」構築へ ウクライナのF16戦闘機調達を支援

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F16戦闘機=12日、ベルギー・アントワープ上空/Richard Heathcote/Getty Images

F16戦闘機=12日、ベルギー・アントワープ上空/Richard Heathcote/Getty Images

(CNN) 英国のスナク首相とオランダのルッテ首相が、ウクライナのF16戦闘機調達を支援する「国際的な連合」の構築に向けて取り組みを進めていることが分かった。英首相官邸が公表した16日の首脳会談の記録から明らかになった。

スナク氏とルッテ氏は今回、アイスランドで行われた欧州評議会の会合で会談。英首相官邸の報道官はその後、両首脳が「ウクライナに戦闘航空能力を提供するための国際的な連合の構築に取り組むことで合意した」と明らかにした。

スナク氏はまた、ウクライナの正当な居場所は北大西洋条約機構(NATO)にあるとの認識を改めて表明。両首脳はウクライナが将来の攻撃を抑止できるよう、長期的な安全保障支援を提供する重要性についても合意したという。

ウクライナはすぐに今回の知らせを歓迎した。

ウクライナ大統領府のイエルマーク長官は、「我々にはF16が必要だ。パイロットの訓練を含め、こうした方向で取り組むという協力国の決定に感謝している。特に、ベルギーは訓練実施の用意があることを確認した」と述べた。

ゼレンスキー氏は15日に英国で会見した際、欧州の首脳から新たな軍事支援が約束されたことを歓迎しつつも、現代的な戦闘機の供与を改めて求めていた。ウクライナは自国の空の安全を守るため米国製のF16を要求しているものの、一部の国はロシア領への攻撃に使用しうる兵器の供与に難色を示している。

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