ロシア反体制派ナワリヌイ氏の健康状態が悪化 長女ダーシャさんが語る

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収容施設からビデオ通話を通じて出廷するアレクセイ・ナワリヌイ氏/Yulia Morozova/Reuters

収容施設からビデオ通話を通じて出廷するアレクセイ・ナワリヌイ氏/Yulia Morozova/Reuters

(CNN) ロシアで収監されている反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の長女ダーシャさんが29日、同氏の健康状態は悪化していると述べた。

米ホワイトハウス記者団が主催する恒例の夕食会に出席し、その会場でCNN記者に語った。

ダーシャさんはナワリヌイ氏の状況について、本人は獄中で最善を尽くしているが、環境は最高とはいえないと指摘。看守に食事を取り上げられ、体調が悪化していると主張した。

同氏は2020年の毒殺未遂で搬送されたドイツから21年に帰国し、直後に逮捕された。昨年禁錮9年の刑を言い渡され、モスクワ東郊の重警備刑務所で服役中。

本人が先日ツイートしたところによると、新たにテロ罪で軍事裁判にかけられるとみられ、数十年の禁錮刑を追加される可能性が出てきたという。

ダーシャさんは夕食会の場で、米国は言論の自由、政治的表現の自由を体現した国であり、ナワリヌイ氏と同氏が率いる反汚職基金はそのために戦っていると強調した。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシュコビッチ記者がロシアで収監されている件について尋ねると「驚きはなかった」と答え、「私の父のような政治犯や外国人記者ら全員の自由を望む」と述べた。

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