ウクライナの利用可能な弾薬「非常に少ない」 EU外交トップが警告

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ウクライナの利用可能な弾薬の在庫が非常に少なくなってきているという/Mustafa Ciftci/Anadolu Agency/Getty Images

ウクライナの利用可能な弾薬の在庫が非常に少なくなってきているという/Mustafa Ciftci/Anadolu Agency/Getty Images

(CNN) 欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表は19日、ウクライナが利用可能な弾薬の在庫が非常に少なくなっており、欧州はこの不足を早急に解決する必要があると警告した。

ボレル氏はミュンヘン安全保障会議で、弾薬の状況が悪化するなか、各国がウクライナへの戦車供与に関する決定に時間をかけすぎていると述べた。

ボレル氏は「短期的な目標と中期的な目的を混同してはいけない」と述べ、短期的にはウクライナには、より多くの弾薬が必要だとの見方を示した。

ボレル氏によれば、弾薬の問題は数週間のうちに解決される必要がある。

ボレル氏は「ウクライナの人々は多くの拍手を受け取っているが、弾薬は十分ではない。それが、パラドックスだ」と述べ、拍手の量を減らして、より多くの武器を供与する必要があると訴えた。

CNNは先に、ウクライナの弾薬消費量は、米国や北大西洋条約機構(NATO)が生産できる量を上回っていると報じていた。

米国や同盟国は過去1年にわたり、すでに約500億ドル(約5.4兆円)の支援や装備をウクライナ軍に提供している。

しかし、NATOのストルテンベルグ事務総長は、ウクライナの弾薬の消費量が生産量を何倍も上回っており、防衛産業を圧迫していると明らかにしていた。

「ウクライナ」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]