ロシア空軍基地でウクライナのドローン撃墜、要員3人死亡

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エンゲリス空軍基地の衛星画像=4日、ロシア・サラトフ州/Maxar Technologies/Reuters

エンゲリス空軍基地の衛星画像=4日、ロシア・サラトフ州/Maxar Technologies/Reuters

(CNN) ロシア領内深くにあるサラトフ州で26日、空軍基地に接近するウクライナのドローン(無人機)が防空システムによって撃墜され、ロシア軍の要員3人が死亡した。ロシア国営メディアが国防省の話として報じた。

今回の事案は首都モスクワの南東800キロあまりに位置する都市、エンゲリスで発生した。エンゲリスに対する攻撃が試みられるのは2度目。同市には戦略爆撃機の拠点となっているエンゲリス空軍基地がある。

サラトフ州のブサルギン知事は26日、SNSテレグラムの公式チャンネルで、法執行当局が空軍基地での出来事について調査中だと明らかにした。これに先立ち、サラトフで爆発が起きたとの情報が複数出回っていた。

ブサルギン知事は「市内の住宅地で緊急事態は起きていない」とし、民間インフラへの被害は出ていないと説明。そのうえで死亡した要員の遺族に弔意を示し、政府は遺族を支援する方針だと明らかにした。

CNNはドローンが撃墜され、意図した目標に届かなかったとするロシアの報道について独自に検証できていない。

ウクライナ空軍の報道官は26日のコメントで、今回のドローンへの直接の関与は主張しなかったものの、攻撃は「ロシアが行っていることの結果」だと示唆。「もしロシアが(ロシアの)後方深くや他の地域の人々には戦争の影響が及ばないと考えていたなら、それは大きな誤りだ」と述べた。

エンゲリスでは今月上旬、爆発が空を照らす様子を捉えたとみられる監視カメラの映像が浮上。ブサルギン知事は当時も、民間インフラに被害はないと述べ、法執行当局者が確認中だとしていた。

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