ベラルーシ、軍隊や装備の移動を発表 「テロ対策の脅威」理由に
(CNN) ロシアの同盟国であるベラルーシは「テロ対策の脅威」を理由に軍隊と軍装備品の移動を発表した。ベラルーシ国営のベルタ通信が伝えた。
今回の発表は、ウクライナ北部のベラルーシとの国境付近での緊張が高まるなかで行われた。ロシア軍は2月のウクライナ侵攻時にベラルーシを出撃の拠点として利用した。
ベルタ通信はベラルーシの安全保障会議の発表を引用し、軍備や兵士の移動をはじめ、一部の公道や地域での民間人の移動や輸送の一時的な制限、訓練用の模擬兵器の使用などが予定されていると明らかにした。
ベラルーシは、軍事訓練の開始も発表した。秋に徴集した新兵に対して基本的な軍事訓練を実施するとしている。
週末には、ロシアのショイグ国防相がベラルーシを訪問し、ルカシェンコ大統領と会談していた。
ルカシェンコ大統領は10月、ベラルーシはロシアによるウクライナ侵攻に参加していないと自国の立場を改めて表明していた。