ローマ教皇、ロシア軍でチェチェン人とブリヤート人の部隊が「最も残酷」と発言

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フランシスコ教皇/Stefano Costantino/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

フランシスコ教皇/Stefano Costantino/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

(CNN) ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇はカトリック修道会イエズス会の雑誌「アメリカ」とのインタビューで、ウクライナで戦うロシア軍の中で2つの少数民族の部隊が最も残酷だと述べた。

インタビューは22日に行われ、28日発行の同誌に掲載された。

教皇はこの中で、最も残酷なのはロシアの伝統をくまないロシア人だろうと主張。南部のチェチェン人と極東のブリヤート人を挙げ、「苦しめられる人民がいれば、かれらを苦しめる人民がいる」と述べた。

チェチェン共和国のカドイロフ首長はウクライナ侵攻を支持し、息子たちを前線に送り込んだとも伝えられる。

ロシア外務省の報道官はSNS「テレグラム」を通し、「われわれはブリヤート、チェチェンなどの人々と同じひとつの家族だ」と強調した。

教皇はインタビューで、1932~33年に旧ソ連の最高指導者スターリンが起こしたとされるウクライナの大飢饉(ききん)「ホロドモール」にも言及。ウクライナ侵攻の前例となるジェノサイド(集団殺害)だったとの見方を示した。

ロシアによるウクライナ侵攻で、教皇とロシア正教会のトップ、キリル総主教の間でも緊張が高まっている。教皇は5月、総主教を「プーチンの侍者になるな」と叱責した。

ローマ・カトリック教会とロシア正教会が4月にエルサレム、9月にカザフスタンで予定していた会合は、いずれも中止されている。

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