ロシア軍撤退から2週間、砲撃受けるヘルソンで市民が見せる絶望と反抗心

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ロシア軍撤退から2週間、砲撃受けるヘルソン市民の窮状

ウクライナ・ヘルソン(CNN) 血の混じった水たまりと、焼け焦げた自動車の残骸。それがウクライナ南部の都市、ヘルソンの目印だ。同市は24日にロシア軍の砲撃を受け、当局者によると4人が死亡。平穏な空気は打ち砕かれた。

ロシアのプーチン大統領はヘルソン州の併合を主張し、州の住民は今やロシア人だと明言した。ところが同氏の軍隊はヘルソンからの撤退後、一度は保護すると約束した民間人を殺害している。

電力や水道の供給が急速に失われる中で、ヘルソンの人々は苦境に立たされている。冬の到来が迫り、事態はますます悪化する見通しだ。

ウクライナ侵攻の開始直後、ヘルソンはロシア軍によって制圧された。占領がようやく終わったのは今月11日に同軍が撤退してからだ。今住民らは、ウクライナ各地で起きているのと同じ種類の暴力に苦しめられている。

最近の砲撃で小さな食料品店も破壊された。地元の男性がなりふり構わぬ様子で瓦礫(がれき)をかき分け、食料品やトイレットペーパーを持ち去っていく。そこまでひどい状況かと、こちらが尋ねると、男性は物悲しい口調で「良くない」と答えた。

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