ウクライナ南部、電気も暖房もなく「危機的」状況 国連

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ヘルソン市の鉄道駅で同市と首都キーウ(キエフ)を結ぶ列車に乗るウクライナの人々/Bernat Armangue/AP

ヘルソン市の鉄道駅で同市と首都キーウ(キエフ)を結ぶ列車に乗るウクライナの人々/Bernat Armangue/AP

(CNN) 国連はウクライナ南部の都市ミコライウとヘルソンの状況について「悲惨」で「危機的」だと明らかにした。ミコライウだけでも約25万人が暖房や水、電力の欠乏に直面している。

国連のステファン・ドゥジャリク報道官は、人道支援の調整官のデニス・ブラウン氏が週末にウクライナ南部の2都市を訪問したと明らかにした。ブラウン氏から、ヘルソンから避難した人々がミコライウに移動しているとの報告があったという。

ドゥジャリク報道官によれば、ミコライウでは自宅で暖を取れない人々のために、いくつかの暖房を取るための場所が設置されている。援助活動家は、こうした場所を機能させるために物資や発電機を提供しているという。

ヘルソンでは、当局の支援もあり、過去2週間に送られたのと同水準の支援を維持することができれば、市内にとどまっている人々の基本的なニーズに対応することができるとの見通しを示した。

ドゥジャリク報道官は「電力の供給は段々と復旧しているものの、水や暖房、電力の状況は、依然として切迫している」と述べた。

国連を通じた人道的援助は今年、31億ドルに上るという。ドゥジャリク報道官は、冬季を迎えるなかで、引き続き資金援助を行うことが現状維持や今後の対応にとって重要だと述べた。

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