ロシアのウクライナ侵攻、フランスは「否定的」だった ジョンソン氏
ロンドン(CNN) 英国のボリス・ジョンソン元首相がCNNポルトガル語放送のインタビューの中で、ロシアがウクライナに侵攻するという見方について、フランスが「否定的」だったなどと語った。
ジョンソン氏は21日のインタビューの中で、ロシアが2月24日にウクライナ侵攻を開始するまで、西側諸国の姿勢はまちまちだったと語り、特に欧州連合(EU)の主要3カ国をやり玉に挙げた。
EU諸国はその後、ウクライナ支持でまとまり、着実な支援を続けているとジョンソン氏は強調。しかしロシアの侵攻前はそうではなかったと述べ、「我々は、ロシアの大隊の集結を目の当たりにしていたが、それぞれの国の見方は大きく異なっていた」と語った。
6月にドイツで開かれたG7サミットで机を囲む首脳ら。左からジョンソン氏、バイデン米大統領、ショルツ独首相、マクロン仏大統領/Pool/Getty Images
「ドイツは一時期、もしそうなれば大惨事になる、それよりも全てを早期に終結させ、ウクライナが折れた方がいいという考え方だった」とジョンソン氏は主張。全ては経済的理由だったとした上で、「私はそれを支持できなかった。とんでもない見方だと思った。だが彼らの考え方や感じ方は理解できる」とした。
ドイツはロシアが侵攻を開始するとすぐ、ロシアのエネルギーに対する依存を減らすことを目指した。