黒海穀物合意、全加盟国が延長に同意 国連事務総長が確認

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ウクライナ産トウモロコシを積むシエラレオネ船籍の貨物船に検査代表団が入る=8月3日、トルコ・イスタンブール沖/Ozan Kose/AFP/Getty Images

ウクライナ産トウモロコシを積むシエラレオネ船籍の貨物船に検査代表団が入る=8月3日、トルコ・イスタンブール沖/Ozan Kose/AFP/Getty Images

(CNN) 国連のグテーレス事務総長は17日、世界食料危機の緩和を目的に国連が仲介した黒海穀物合意をめぐり、全当事国が延長に同意したことを確認した。ロシアは合意への参加継続に懐疑的な姿勢を示していた。

グテーレス氏はツイッターで「ウクライナ産穀物や食料、肥料の輸出品の安全な航行を促進するための黒海穀物輸出イニシアチブの継続に全当事国が同意したことを歓迎する」と表明。同イニシアチブについて、「多国間の解決策を模索する慎重な外交の重要性」を示すものだと指摘した。

7月に署名された合意は今月19日に失効が迫っていた。

ウクライナのクブラコウ・インフラ相のツイートによると、合意は120日間延長される見通し。

ロシアのラブロフ外相は15日、合意の延長は現行の条件の履行状況次第だと述べ、合意の将来に疑問を投げかけていた。ロシアはいったん合意離脱を表明した後、今月上旬に復帰した。

ウクライナとロシアは世界の小麦輸出量の3分の1近くを占めており、黒海穀物合意は小麦その他の商品価格を引き下げるうえで重要な役割を担っている。

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