国会議事堂内の性的暴行で裁判始まる オーストラリア

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性的暴行の被害を訴えたブリタニー・ヒギンズさん/Lisa Maree Williams/Getty Images

性的暴行の被害を訴えたブリタニー・ヒギンズさん/Lisa Maree Williams/Getty Images

(CNN) 豪自由党のスタッフだった女性が2019年3月、首都キャンベラの国会議事堂内で同僚に強姦(ごうかん)されたと訴えた裁判の審理が、4日から始まった。

女性はブリタニー・ヒギンズさん。当時同僚だったブルース・レアマン被告は同意なき性交渉の罪に問われたが、無罪を主張している。

現場は当時の国防相の事務所だったとされ、議会内のセキュリティーを疑問視する声も上がった。

裁判では政治家や警備当局者に加え、21年2月にヒギンズさんが被害を告白したことを報じたジャーナリストらも証言に立つ。

12人の陪審員による裁判で、4~6週間続く見通し。被告は有罪となれば、最大で12年の禁錮刑を言い渡される。

裁判はこれまで何度も延期されてきた。ヒギンズさんはこの間に、女性の権利を主張する活動家として名前を知られるようになった。

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