プーチン氏、ロシアは「何も失っていない」 「特別軍事作戦」に言及
(CNN) ロシアのプーチン大統領は7日、極東ウラジオストクで開催中の東方経済フォーラムで全体会合の開幕演説を行い、ロシアはウクライナでの「特別軍事作戦」で何も失っていないと主張した。
プーチン氏は聴衆に「我々は何も失っていないし、何も失わない。我々が主に得たものは主権の強化だ」などと語った。
米当局者2人は先週、機密区分が格下げされた情報をもとに、ロシアはウクライナで「著しい」兵員不足に見舞われており、兵力増強の方途を摸索しているとの見方を示していた。
英国のウォレス国防相は5日の声明で、開戦以来、2万5000人を超えるロシア兵が死亡したとの推計を明らかにした。
プーチン氏は8月下旬、ウクライナに展開する兵士の数を13万7000人増員するようロシア軍に命令。ただ、ロシア国防省がどのようにしてこの目標を達成する方針なのかは依然分かっていない。