IAEA調査団、ザポリージャに到着 職員の原発常駐を計画
(CNN) 国際原子力機関(IAEA)の調査団がウクライナ南部のザポリージャに到着したことがわかった。IAEAの報道官が明らかにした。調査団はロシア軍が占拠するザポリージャ原子力発電所を視察する。
ロイター通信の報道によれば、調査団はザポリージャ市内で1泊し、原発のあるエネルホダル市には1日に訪問する可能性が高い。
IAEAのグロッシ事務局長は31日、記者団に対し、ザポリージャ原発に職員を常駐させる計画を明らかにした。
グロッシ氏は、14人からなる調査団がザポリージャに向かう前に、今回の考えを明らかにしていた。
![ザポリージャ市とエネルホダル市の位置/Sources: The Institute for the Study of War with AEI's Critical Threats Project, International Atomic Energy Agency, Google Maps Graphic: Henrik Pettersson, CNN](/storage/2022/09/01/cb36e7f1fa43f024d158cd9e991c951b/5cef3225-149c-4d5a-8e45-8b4e58efb1e8.png)
ザポリージャ市と原発のあるエネルホダル市の位置
グロッシ氏は原発に調査団を常駐させるかどうか質問を受け、「まさにそのようにしようとしている」と答えた。
職員がどのような条件で原発に残るのかは不明。原発に対する攻撃では、ウクライナとロシアの双方が互いを非難している。
ロシアのウリヤノフ在ウィーン国際機関代表は、IAEAがザポリージャ原発に職員を常駐させる計画について、ロシア政府は歓迎していると述べた。