ウクライナでの破壊、第2次大戦後で最悪 NATO事務総長

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北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長/Jacob Gronholt-Pedersen/Reuters

北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長/Jacob Gronholt-Pedersen/Reuters

(CNN) 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は7日までに、ロシアがウクライナにもたらした残忍な侵略戦争による惨禍に同機構は無関心でいられないとし、民間人への攻撃や破壊の規模は第2次世界大戦以降、最悪の水準に達していると断じた。

北欧ノルウェーでの演説で表明した。NATOはロシアへの抗戦でウクライナを支え続けるだろうとし、フィンランドとスウェーデンのNATOへの新規加盟を受け入れる組織的な対応を称賛。

米連邦議会上院が最近、この2国の新規加入に関する批准案を可決したことにも触れ、NATOの近代史上、最も迅速な加盟承認の作業が進んでいると説明した。

その上でウクライナへのNATO支援は軍事的、人道的あるいは財政面で代価を伴うことにも言及。ロシアに科した制裁でNATO加盟国はインフレ増加や物価上昇に直面しているとも認めた。

ただ、「我々が支払っている代価はお金で計算出来るかもしれないが、ウクライナの代償は人命である。毎日数百人が死亡あるいは負傷している」ことに注意を向けた。

NATOはウクライナでロシアに成功させてはいけないとも主張。「欲しいものは軍事力行使で手に入れるとのプーチン(大統領)による世界への説教は我々にとってより危険な世界である」とし、「ロシアが勝てば彼は暴力に効果があると確認するだろう。ほかの隣国が次の標的になる」と訴えた。

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