トルコ大統領、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟「凍結」を示唆

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18日の閣議の後で記者会見するトルコのエルドアン大統領/Dogukan Keskinkilic/Anadolu Agency/Getty Images

18日の閣議の後で記者会見するトルコのエルドアン大統領/Dogukan Keskinkilic/Anadolu Agency/Getty Images

(CNN) トルコのエルドアン大統領は18日、スウェーデンとフィンランドの北大西洋条約機構(NATO)加盟手続きに触れ、「プロセスの凍結」を再び示唆した。トルコは6月下旬、両国やNATO加盟国との交渉を経て、両国の加盟申請を条件付きで容認していた。

エルドアン氏は閣議の後、「彼らが我々の条件を満たすために必要な措置を講じなければ、プロセスを凍結すると改めて表明したい」と発言。「この点でスウェーデンは良い印象を与えていない」と述べたものの、自らの発言について詳しく説明しなかった。

トルコは6月下旬、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟申請を支持する三国間の覚書に署名したと発表していた。両国のNATO加盟には加盟30カ国の議会や立法府での批准が必要となる。

覚書の署名後、スウェーデンとフィンランドは正式にNATO加盟を申請するという歴史的な決定を下し、長年の中立政策に終止符を打った。

トルコ大統領府によると、フィンランドとスウェーデンはトルコがテロ組織とみなすクルド人組織「人民防衛隊(YPG)」に支援を提供しないことに同意した。

また、フィンランドとスウェーデンは分離主義武装組織「クルディスタン労働者党(PKK)」が「禁止されたテロ組織」であることを確認し、「PKKや他のすべてのテロ組織」などの活動を阻止すると約束したという。

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