ロシア軍との激戦で「厳しい防戦」 セベロドネツク市長

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破壊された街中を走行する親ロシア派の兵士が運転する装甲車=26日、ウクライナ・ルハンスク州/Alexander Ermochenko/Reuters

破壊された街中を走行する親ロシア派の兵士が運転する装甲車=26日、ウクライナ・ルハンスク州/Alexander Ermochenko/Reuters

(CNN) ロシア軍との激しい戦闘が続くウクライナ東部ルハンスク州の中心都市セベロドネツクのストリュク市長は27日、郊外で「厳しい防戦」を強いられていると訴えた。

全国放送のテレビ番組で語った。特に郊外のホテルとバスターミナル周辺で、激しい攻防が続いているという。

ストリュク氏は、同市が「絶え間ない砲撃」にさらされていると説明。治安状況が悪化し、人道支援活動の拠点も同日、事実上閉鎖に追い込まれたと語った。

一方、陸上ルートで最低限の物資を受け取ることは「極めて困難ながら、まだ可能」との見方を示した。住民の避難は大きな危険を伴い、対象は負傷者ら少人数にとどまっている。市内で提供できる医療も初期段階に限られるという。

ウクライナ軍参謀本部によると、ロシア軍は大きな損失を被り、セベロドネツク方面の元の占領ラインまで後退したが、今もウクライナ兵を見つけて攻撃するための偵察活動を続けているという。

ウクライナ議会国防委員会のメンバーはセベロドネツクの戦況について、今後数日で決着がつくとの見通しを示した。

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