ロシア、潜水艦の黒海展開認める ウクライナへミサイル攻撃

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(CNN) ロシア国防省は4月30日、黒海に展開する潜水艦がウクライナ軍の施設などに対し巡航ミサイル「カリブル」を発射したことを確認した。

ウクライナ軍は最近、同国を攻撃するためロシア海軍潜水艦が黒海へ出動していると主張していたが、ロシア国防省が今回これを認める格好となった。

ロシア国防省は先月29日、黒海艦隊に所属するディーゼル動力型の潜水艦が黒海からカリブルを発射したとする画像なども公開した。国防省はSNS「テレグラム」上で、ウクライナ軍の施設などが標的になったとも主張した。

ウクライナ軍は1週間前、黒海艦隊の艦艇など24隻が黒海で依然、活動していると指摘。ミサイル搭載の潜水艦も含まれるとした。先月25日には、ロシア軍は戦略爆撃機、艦船や潜水艦を動員し、ウクライナ軍や市民のインフラ基盤へミサイル攻撃や爆撃を仕掛けているとも指摘していた。

ウクライナへの侵攻開始以降、ロシア国防省は海軍のフリゲート艦がウクライナへミサイル攻撃を実行していると誇示。先月22日には戦闘艦艇が黒海からカリブルをウクライナ軍施設へ撃ち込む映像をテレグラム上で公表してもいた。

ただ、潜水艦によるミサイル攻撃などに関する情報は潜水艦自体とその活動が戦略面で重要な意味合いを持つため、多くの部分が非公開となっていた。4月中旬にはカリブルを備えるロシア海軍の複数の潜水艦が、ロシアが強制併合したウクライナ・クリミア半島にあるセバストポリ港に立ち寄る画像も流れていた。

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