豪総選挙、5月21日に投開票 生活費や気候変動が争点か

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豪首都キャンベラで総選挙の日程を発表するモリソン首相/Martin Ollman/Getty Images

豪首都キャンベラで総選挙の日程を発表するモリソン首相/Martin Ollman/Getty Images

(CNN) オーストラリアのモリソン首相は10日、5月21日に総選挙を行うと明らかにした。6週間にわたる選挙期間が始まったが、有権者の注目は生活費や気候変動などに向かうとみられている。

モリソン氏は首都キャンベラでの発表前、ハーリー総督に対して選挙日程について正式に伝えていた。議会の解散と総選挙の指示には総督の承認が必要とされる。

総選挙は自由党・国民党の連立政権が野党・労働党と対決する形となるが、連立政権にとっては厳しい闘いとなりそうだ。政府は新型コロナウイルスワクチンの接種について反発を受けているほか、最近では、クイーンズランド州とニューサウスウェールズ州の一部に被害をもたらした、死者も出た洪水に対する対応の遅れについて批判を受けている。

モリソン氏は演説で、オーストラリアが難しい時期に直面していることを認めたが、経済や新型コロナウイルスに直面している健康対策では成功を収めているとの見方を示した。モリソン氏は、政権は引き続き、より力強い経済の構築と、第2次世界大戦以降で最大規模の防衛と治安部隊の再建に注力するとの考えを明らかにした。

労働党を率いるアルバネーゼ党首は2013年以来の政権復帰を目指す。労働党は、上昇する生活費への対応や雇用の伸びの促進、手頃な価格の育児、現地生産などを約束している。

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