ロシア、攻撃対象の都市を拡大 西部の飛行場や中部ドニプロも

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ロシア軍の空爆により、ウクライナ中部ドニプロなどでも深刻な被害が出た/State Emergency Service of Ukraine

ロシア軍の空爆により、ウクライナ中部ドニプロなどでも深刻な被害が出た/State Emergency Service of Ukraine

(CNN) ロシア軍は11日未明、ウクライナ全土の幅広い目標に対して相次ぐミサイル攻撃を実施した。最西部の飛行場を攻撃したほか、中部ドニプロにも初めて攻撃を加えた。

ポーランド国境から約110キロのルツクでは飛行場が大きな被害を被ったとの情報がある。同市があるボリーニ地方の知事は、ロシアの爆撃機からミサイル4発が発射され、2人が死亡したと明らかにした。

ルツクの南約240キロにあるイワノフランキフスクの軍用飛行場からも煙が上がった。同市は紛争初日にミサイル攻撃を受けていた。

ロシア国防省は11日、「11日午前に精密長距離兵器でウクライナの軍事インフラを攻撃した。ルツクとイワノフランキフスクの軍用飛行場は機能停止した」と述べた。

中部ドニプロやその周辺でも11日午前、3回の空爆で深刻な被害が発生し、救急当局によると1人が死亡した。幼稚園付近や集合住宅に攻撃があったほか、靴工場も攻撃を受けて火災が発生した。

ドニプロはこれまで比較的安全で、ここ数日、ロシアの攻撃を受ける他の都市から多数のウクライナ人が避難していた。

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は11日、「ウクライナでの死者数の増加や人的被害」に引き続き深刻な懸念を抱いていると述べ、攻撃の即時停止を求めた。

OHCHRによると、2月24日の侵攻開始からこれまでの民間人の死者数は549人、負傷者数は957人だが、「実際の数ははるかに多い可能性がある」という。

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