サメに襲われ海水浴客が死亡、家族連れにも人気のビーチ 豪シドニー

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オーストラリア・シドニーのリトルベイビーチ/Don Arnold/Getty Images

オーストラリア・シドニーのリトルベイビーチ/Don Arnold/Getty Images

(CNN) オーストラリア・シドニー南部の海岸で、海水浴客がサメに襲われて死亡した。シドニーのあるニューサウスウェールズ(NSW)州警察が16日に明らかにした。

NSW州警察によると、現地時間の午後4時35分ごろ、シドニー南部マラバーのリトルベイビーチでサメが海水浴客を襲ったとの通報があり、駆け付けた救急隊が海上で遺体を発見した。

現場には救急車や救急医療隊員らを乗せた救助ヘリコプターが出動した。

死亡した海水浴客は、サメに襲われて致命傷を負っていたといい、「現場に到着した時点で救急医療隊員にできることはなかった」とNSW救急隊は説明している。

地元ランドウィック市は、リトルベイビーチと周辺のビーチを24時間封鎖したことを明らかにした。同地でサメに襲われて死者が出たのは、記憶に残る限りでは初めてだったとしている。

ランドウィックのディラン・パーカー市長は「この海岸は我々にとって庭のようなもの。普段のリトルベイは、家族連れが楽しむ穏やかで美しい場所だ」と説明、「このような形でサメに襲われて人命が失われるとは恐ろしい。私たちみんなが衝撃を受けている」と述べて犠牲者をしのんだ。

NSW警察は、第1次産業省と連携して、海水浴客が死亡した状況を捜査する。

米フロリダ博物館がまとめた国際シャークアタックファイルによると、2021年にオーストラリアでサメが自然の習性として人を襲った件数(人がサメを挑発したなどのケースは除く)は、米国に次いで世界で2番目に多かった。

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