シリアの元大佐に終身刑、アサド政権下の拷問で初の裁判 独

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アンワル・ラスラン被告(右)=13日、ドイツ西部コブレンツの裁判所/Thomas Frey/Pool/AFP/Getty Images

アンワル・ラスラン被告(右)=13日、ドイツ西部コブレンツの裁判所/Thomas Frey/Pool/AFP/Getty Images

ドイツ・コブレンツ(CNN) ドイツの裁判所は13日、少なくとも4000件の拷問に関与したとしてシリア軍の元大佐に終身刑の判決を言い渡した。シリアのアサド政権に対する拷問に絡んだ最初の裁判で判決が出た。

アンワル・ラスラン被告は、悪名高いダマスカスの拘置所で情報機関のトップを務めていた。裁判所は被告に対する罪状すべてを有罪とし、少なくとも4000件の拷問と27人の殺害、2件の性的暴行に積極関与したとの結論を下した。

犯罪は組織的で、数十年にわたるアサド政権の慣行の一部だったとしている。

ラスラン被告は禁錮15年の後に仮釈放の資格を得る可能性がある。共同原告を代表する欧州憲法・人権センターは当初30件の殺人と5件の性暴力で有罪と伝えていたが、その後数字を修正した。

同じ拘置所で勤務していた下級将校1人は、昨年2月に拷問の補助と教唆(きょうさ)、自由の剝奪(はくだつ)が人道に対する罪に当たるとして有罪判決を受けた。刑期は4年半。

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