米、ウクライナ危機めぐりロシアと協議 「率直な」会談も事態打開なし

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シャーマン米国務副長官(左)とロシアのリャブコフ国務次官=10日、ジュネーブ/Denis Balibouse/AFP/Getty Images

シャーマン米国務副長官(左)とロシアのリャブコフ国務次官=10日、ジュネーブ/Denis Balibouse/AFP/Getty Images

スイス・ジュネーブ(CNN) シャーマン米国務副長官は10日、ウクライナ情勢をめぐりロシアのリャブコフ外務次官と会談した。シャーマン氏は会談後、記者団に対し、ロシアに緊張緩和の用意があるかはまだ分からないと述べた。ロシアはウクライナ国境付近に大量の軍部隊を集結させており、侵攻の可能性が懸念されている。

今回の会談は今週予定される3回の二者間協議の初回となる。シャーマン氏は記者団に対し、協議は「ざっくばらんで率直」だったが、ロシア政府が外交に真剣かどうかを判断するのは時期尚早だと語った。

米国はロシアがウクライナ国境での緊張を緩和させる用意があるとの感触を得たかとの質問に、シャーマン氏は「それについては分からない」「外交を進める最善の策は緊張の低減と緩和だということをロシアが本当に理解しているかどうか、我々は今後の展開を見ていく」と述べた。

この日の協議はスイスのジュネーブで7時間あまりにわたって行われた。10万人以上のロシア兵が集結するウクライナ・ロシア国境付近では数カ月にわたって緊張が続いている。

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