岸田首相が衆院を解散、31日に投開票

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岸田文雄首相が衆院を解散した/Koji Sasahara/AP

岸田文雄首相が衆院を解散した/Koji Sasahara/AP

東京(CNN) 岸田文雄首相は14日、衆院を解散した。月内に行われる総選挙で、新たに立ち上げた政権への支持を呼び起こしたい考えだ。

衆院選の投票日は今月31日に決まった。与党・自民党の総裁選を先月29日に制し、今月4日に第100代の首相に任命された岸田氏にとっては、同選挙が最初の重要な試練となる。

地元メディアの報道によると、自民党は新型コロナウイルスの感染件数が減少傾向にある国内の現状を活用し、支持を押し上げたい考え。

「新しい資本主義」を標榜する岸田氏は、中間層の賃金を引き上げ、少なくとも2900億ドル規模の景気刺激パッケージを実行すると約束。世界3位の経済大国の復活を目指すとしている。ロイター通信が報じた。

岸田氏はまた政府の新型コロナ対策を強化するとし、12日には無料でのワクチンの追加接種を早ければ12月にも提供すると述べた。

外交面では、緊迫する対中、対北朝鮮関係を背景に「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて取り組むと約束している。

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