タリバンに抵抗して職場へ、学校へ カブールの女性たち

タリバン支配下のカブール、女性たちが直面する現実

アフガニスタン・カブール(CNN) アフガニスタンで政権を握ったイスラム主義組織タリバンが女性への締め付けを強めるなか、首都カブールでは一部の女性たちがこれに抵抗して職場や学校に戻り、果敢に抗議の声を上げている。

アティファ・ワタニヤルさんはカブール近郊の学校で英語を教えている。この学校ではタリバンの政権掌握より前の5月初めに爆弾テロが起きた。

学校の正門にいたワタニヤルさんの目の前で爆発が起きた。生徒たちが逃げ出す間に2回目、3回目の爆発が続き、少なくとも85人の死者が出た。その多くが10代の少女たちだった。

あれから5カ月。事件の日と同じ場所に立つワタニヤルさんのそばを女子生徒たちが通り過ぎ、廊下へ入っていく。にぎやかな声が響く校内の壁画には、「未来はもっと明るい」と書かれていた。

「私たちに何ができるだろう。街では毎日、タリバンの姿を目にする。とても恐ろしい」と、ワタニヤルさんは話す。

事件後に学校が再開してから数週間後の8月に、タリバンが「アフガニスタン・イスラム首長国」の樹立を宣言した。その1カ月後には男子生徒だけを対象に高校の授業を再開。6年生以上の女子については再開前に「安全な通学手段」を確立する必要があると説明した。

タリバンは1996年に旧政権が発足した時も同様の口実を掲げたが、2001年の政権崩壊まで女子が学校へ戻ることはなかった。

ワタニヤルさんの授業にも年長の生徒は出席できない。今は、5年生以下の少女たちに少なくとも教室の中では夢を抱いてほしいと願いつつ、教壇に立っている。

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