ドイツのヘッカー駐中国大使が亡くなる、先月着任したばかり

（ＣＮＮ） 在中国のドイツ大使館は６日、先月着任したヘッカー駐中国大使（５４）が急死したと発表した。

ヘッカー氏は８月２４日に着任したばかり。以前はメルケル首相の外交政策の顧問を務めていた。

ドイツ外務省は「駐中国ドイツ大使の突然の訃報を知り、深い悲しみとショックを受けている。我々の心は家族や友人、同僚とともにある」との声明を出した。

ヘッカー氏が亡くなった状況は公表されていない。

ドイツ大使館によると、ヘッカー氏は着任前に外交政策・安全保障・発展政策局の局長を務めていた。２０１７年以降はメルケル氏の顧問にも就いていた。

メルケル氏は同日、ヘッカー氏の死に衝撃を受けたとの声明を発表。「深い人間性と卓越した専門性を備え、高く評価されていた長年の顧問を失い悲しい。私たちが協力できたことに感謝の念を抱き、何年も緊密に連携してきたことをうれしく思う」と述べ、家族に対して哀悼の意を示した。

大使館によれば、ヘッカー氏は着任時に「我々の仕事を通じて独中関係の長期的、安定的な発展に貢献すること」「対話と協調をさらに強化すること」を目標にすると語っていた。