母親が鳥に襲われ転倒、抱いていた乳児が負傷して死亡 豪ブリスベン

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事件のあった豪ブリスベンの公園/7 News

事件のあった豪ブリスベンの公園/7 News

オーストラリア・シドニー(CNN) 豪南東部クイーンズランド州の州都ブリスベンの公園で8日、生後5カ月の女児を抱いた母親が鳥に襲われ、娘を守ろうとして転倒した。女児はこの時に負傷し、搬送先の病院で死亡した。

母子を襲ったのは豪固有種の鳥「カササギフエガラス」。体長約40センチで鋭いくちばしを持ち、7~12月の繁殖期は特に巣を守ろうと攻撃的になることで知られている。

現場に出動した救急隊員は記者会見で、両親や通行人らはその場で迅速に対応し、女児を救うためにできる限りのことをしたと強調した。

親族は女児の葬儀費用と両親への支援のために募金を立ち上げた。

ブリスベンのシュリナー市長は10日、SNSへの投稿で市民全体が衝撃を受けていると述べ、遺族への支援を呼び掛けた。

現地の情報サイトによると、昨年はカササギフエガラスの襲撃がクイーンズランド州だけで1231件報告された。襲われた人の約1割が負傷しているという。

2018年には豪西部パースでベビーカーに乗っていた男児が顔を襲われ、失明寸前の大けがを負った。19年にはシドニーで、自転車に乗っていた76歳の男性が襲撃を避けようとして頭を強く打ち、亡くなっていた。

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