駐韓ベルギー大使の妻、2度目の暴行か 本国が大使帰国を指示

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駐韓ベルギー大使の妻が4月に店員と争いになったときの様子=4月9日、ソウル/Provided

駐韓ベルギー大使の妻が4月に店員と争いになったときの様子=4月9日、ソウル/Provided

(CNN) ベルギー外務省は駐韓ベルギー大使の妻が4カ月間で2度目となる暴行を働いたとの疑いを受けて、大使に「これ以上の遅滞なく」本国に戻るように指示した。大使は今月帰国する予定だった。

ソウルの龍山警察によると、ピーター・レスクイエ大使の妻は5日午前9時25分ごろ、同市漢南洞で市の清掃員と暴行を伴ういさかいとなった。公園を清掃していた清掃員の用具が妻にあたったことが発端。清掃員によると大使の妻が怒鳴って頬を叩いたという。その後清掃員に押された妻が地面に倒れた。

清掃員が警察を呼び、2人とも互いを攻撃したことを認めたという。警察は妻が背中の痛みを訴えたため、検査のために近くの診療所に連れて行った。双方とも告訴はしなかった。

大使の妻は4月にもソウル市内の店舗で女性従業員に暴行を振るう様子が監視カメラに記録され、韓国で大きな騒動となっていた。この件で大使は5月後半に本国に呼び戻され、妻とともに今月帰国することが決まっていた。

ベルギー外務省報道官はCNNに対し、大使の妻が5日午前にソウルの公園でいさかいに絡んでいたことを認めた。いさかいの状況は不明としつつも、駐在国に対する大使の責任や韓国との良好な関係維持の観点から、ウィルメス副首相が遅滞なく帰国するように指示したと述べた。

韓国外務省は本件の事実を検証し、必要があれば関係機関と連携して積極的に対応すると述べた。

4月の事件後、レスクイエ大使は妻に代わって謝罪。妻が心から反省していると述べ、仮に怒る理由があったとしても「暴力をふるうことは全く容認できない」とも話していた。

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