イスラエルのアイアンドーム、迎撃するロケット弾を「判断」 全ては追跡せず

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アシュケロンでアイアンドームがガザから発射されたロケット弾を迎撃する様子/Amir Cohen/Reuters

アシュケロンでアイアンドームがガザから発射されたロケット弾を迎撃する様子/Amir Cohen/Reuters

ただし当然ながら、一部のロケット弾は防空網をかいくぐる。ウェネスランド国連特別調整官(中東和平担当)は16日に行われた国連安保理の会合で、エルサレム近郊やテルアビブおよび同市郊外、ベングリオン空港まで到達したロケット弾もあると指摘した。

イスラエルではこれまで、ハマス戦闘員の攻撃に関連して少なくとも12人が死亡している。

アイアンドームはイスラエルの軍事企業ラファエル社と米防衛大手レイセオンが共同開発したもので、10年前に運用が始まった。ロケット弾探知のためのレーダーや、レーダーから提供されたデータを分析する指揮統制システム、その後に迎撃指示を受ける防空ミサイルで構成される。

防空システムは弾道ミサイルに対抗する目的で設計されているものが多いが、アイアンドームは低空飛行する無誘導ロケット弾を目標とする。最大射程は70キロ。

各砲台には目標識別のための火器管制レーダーや、移動式のミサイル発射装置が装備されている。簡単に運ぶことができ、移動と設置にかかる時間はわずか数時間だ。

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