世界で確認された新型コロナ症例数、1億例を超す

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ひつぎに入った新型コロナによる死者を運ぶ人々=1月16日、ブラジル/MICHAEL DANTAS/AFP/Getty Images

ひつぎに入った新型コロナによる死者を運ぶ人々=1月16日、ブラジル/MICHAEL DANTAS/AFP/Getty Images

ブラジルの症例数は880万例以上、死者は21万7000人と米国に次いで2番目に多い。

欧州でも昨年秋以来、多くの国が感染拡大の第2波を封じ込めるための対策を強化している。中でも最悪の状況にある英国の症例数は360万例以上、死者は10万人以上と、世界で5番目に多い。

欧州連合(EU)統計局によれば、2020年3月~10月までの間にEUで死亡した人は、2016年~19年の同じ時期に比べて約29万7500人多かった。

世界中の政府が感染拡大を食い止める方法を模索する中で、感染力が強い変異種に対する懸念が強まっている。

変異種は英国で昨年末に初めて検出され、続いて南アフリカで1種、ブラジルで2種が検出された。米カリフォルニア州で見つかった変異種が、同地で再び感染が拡大したことと関係している可能性も指摘されている。

世界保健機関(WHO)によると、英国の変異種はこれまでに少なくとも60カ国で見つかっている。

専門家は変異種に対して現在の治療法やワクチンが有効かどうかの見極めを急いでいる。変異によってワクチンの効果が薄れることも危惧される。

ワクチンの供給や接種できる態勢の確立には国によって大きな開きがある。英オックスフォード大学の調査によると、イスラエル、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、米国、デンマーク、英国は100人当たりの接種率で先頭に立っている。一方で、まだ接種が始まっていない国もある。

新型コロナウイルスの大流行が終息するまでに、世界であとどれくらい感染者が増え、死者が増えるのかは誰にも分からない。

米疾病対策センター(CDC)によれば、1918年のインフルエンザ大流行では、当時の世界の人口の3分の1に当たる約5億人が感染し、少なくとも5000万人が死亡していた。

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