ノーベル平和賞、世界食糧計画に 飢餓への取り組み評価

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南スーダンのアヨドで世界食糧計画した投下した食糧を運ぶ村の人々/TONY KARUMBA/AFP/Getty Images

南スーダンのアヨドで世界食糧計画した投下した食糧を運ぶ村の人々/TONY KARUMBA/AFP/Getty Images

(CNN) ノルウェーのノーベル委員会は9日、2020年のノーベル平和賞を国連世界食糧計画(WFP)に授与すると発表した。

WFPは1961年に創設され、現在は年間9000万人以上に食糧を供給している。

同委員会は、授賞理由として「飢餓と闘う取り組み、紛争地域での和平条件の改善への貢献、戦争や紛争の武器として飢餓が利用されるのを抑止する推進力となったこと」を挙げた。

ベリット・ライシュ・アンデシェン委員長は、コロナ禍が世界の食糧供給に及ぼした影響に触れ、「世界で飢餓の犠牲者数を強く押し上げる要因となった」と言及。「パンデミック(世界的大流行)を前に、WFPはその取り組みを強化する優れた能力を発揮した」「WFPが自ら述べているように、ワクチンが出来るまでは、食糧が混乱に対する最良のワクチンとなる」とも述べた。

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