シリアでISIS参加の元女子学生、帰国認められる 英裁判所

ベグムさんはシリア民主軍が運営するキャンプにいるとみられている/Sky News

ベグムさんはシリア民主軍が運営するキャンプにいるとみられている/Sky News

ロンドン(CNN) 英国の裁判所は16日、2015年に10代でロンドンからシリアに渡り、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に加わった女性について、英市民権の剥奪(はくだつ)に異議を申し立てることを目的とした帰国を認めるべきとの判断を示した。

この女性はシャミマ・ベグムさん(20)。シリア北部の難民キャンプにいるところを発見された後、2019年2月19日に当時のジャビド内相によって市民権を剥奪された。

ベグムさんはこの決定に異議を申し立てる意向を示したものの、英政府は同年6月13日、上訴のための入国許可を求めた請求を退けていた。

英控訴院と高等法院は今回、ベグムさんについて、特別移民上訴委員会(SIAC)に上訴を行うための帰国を許可されるべきだと判示。「ただし、内相が適切とみなす管理に服する必要はある」としている。

ベグムさんは現在、クルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」が運営する収容キャンプで暮らす。シリア滞在中にISISの戦闘員と結婚し、3人の子どもをもうけたものの、子どもたちは全員死亡した。

SIACは既に、ベグムさんが血統によりバングラデシュ国籍を有しているとの判断を示していた。英市民権の剥奪が可能かについての質問には答えていない。

ベグムさんの弁護士は今回の判断を受け、裁判を受ける権利は案件の重大性や難しさ、国家安全保障が絡む問題であることを理由に影響を受けるべきではないと指摘。「ベグム氏は自身の主張を述べる公正な機会を一度も与えられていない」と述べた。

一方、英内務省の報道官は裁判所の判断について、「非常に残念」と述べ、不服を申し立てる方針を示した。

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