イラン造船所で火災、7隻に延焼 原因不明の出火や爆発相次ぐ
テヘラン(CNN) イラン南部の港湾都市ブシェールの造船所で15日に火災があり、国営メディアによると、少なくとも船舶7隻が損傷した。
危機管理当局によると、火災は現地時間の15日午後に発生した。イラン政権に近いタスニム通信は、船舶が炎に包まれ、残骸から黒煙が立ち上る写真を掲載した。
出火原因は現時点で分かっていない。国営IRNA通信によれば、死傷者に関する報告は入っていない。
イランでは国内各地の重要施設で原因不明の爆発や火災が相次いでいる。今月に入ってナタンズの核施設で火災が発生し、6月にはパルチンの軍事施設近くで爆発が起きていた。
地元メディアが撮影した火災現場=15日/IRIB NEWS AGENCY/AFP/Getty Images/Getty Images
ブシェールはペルシャ湾の東側にあり、首都テヘランから約700キロ南部に位置している。
14日夜にはラマードのアルミニウム工場でも火災が発生した。イラン労働通信によると、この火災は消し止められ、死傷者は報告されていない。
いずれの火災についても当局が捜査を進めている。