韓国政府、感染と同性愛者の関連めぐる臆測報道に警告

韓国ソウルの繁華街、梨泰院(イテウォン)の夜の風景/SeongJoon Cho/Bloomberg/Getty Images

韓国ソウルの繁華街、梨泰院(イテウォン)の夜の風景/SeongJoon Cho/Bloomberg/Getty Images

(CNN) 韓国で最近、メディアが新型コロナウイルスの新たなクラスター(感染者集団)と同性愛者を関連付ける臆測などを伝えたことに対し、当局は11日、感染者の個人情報を慎重に扱うよう警告を発した。

韓国では新型ウイルスの感染拡大がいったん収まっていたが、最近になって首都ソウルの繁華街、梨泰院(イテウォン)にある複数のナイトクラブにかかわる少なくとも86人のクラスターが見つかった。

複数の韓国メディアは先週、これらの店が同性愛者向けの「ゲイクラブ」だったと伝えた。またクラスターの中心人物とされる感染者について、市当局が公表している年齢と居住地区のほか、匿名の当局者が語ったとされる職業や勤務先の場所が複数の記事に掲載された。

保健当局者は11日の記者会見で、感染者の個人情報を流出させたり、根拠のないうわさを広めたりする行為は犯罪として処罰の対象になり得ると警告した。

韓国社会はもともと同性愛の受容度が低いことが知られている。性的少数者の権利を主張する団体からは、感染者の性的指向を公表することで同性愛者への差別がさらに悪化すると懸念する声が上がっている。報道の影響で感染者が身を隠すようになれば、隔離策や検査にも悪影響が及ぶ恐れがある。

韓国疾病対策センターによると、ナイトクラブのクラスターでは検査で陽性反応を示した人のうち男性が78人、20~30代が76人を占めている。

ソウルの朴元淳(パクウォンスン)市長は11日の会見で、先月24日から今月6日までに関連のクラブを訪れた5517人の名前が判明したと発表した。その接触者も含めて計3000人以上の検査を完了し、1049人が現在検査中だという。

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