カナダ首相が自主隔離、新型コロナに警戒 夫人は検査対象

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カナダのトルドー首相が自主的に隔離措置を取っていることがわかった/Sean Gallup/Getty Images Europe/Getty Images

カナダのトルドー首相が自主的に隔離措置を取っていることがわかった/Sean Gallup/Getty Images Europe/Getty Images

(CNN) カナダ首相府は12日、トルドー首相が当面、自主隔離を行いながら国政を運営する意向であることを明らかにした。夫人は新型コロナウイルス感染の有無を検査しており、結果が出るまでの措置という。

感染が拡大する新型コロナウイルスをめぐっては、世界各国の政府当局者数十人が自主隔離などの予防的措置を講じる事態となっている。行政管理者から国家の首脳まで、自らの感染もしくは感染者との接触を確認した場合、こうした措置が取られる。

現時点で、トルドー首相自身がウイルスに感染した兆候はない。これまで米国の複数の有力議員のほか、英国の保健担当閣外相、イラン保健省の次官、フランスの文化相、欧州連合(EU)欧州議会の議長らが自宅勤務などの対策をとっている。

カナダ首相府によると、トルドー氏は今後、ブリーフィングを受けたり電話でのやり取りを通じて1日の業務をこなす。自宅に居ながらにして各国首脳と仮想的な会談を行うほか、新型ウイルス対策に特化した閣僚会議にも自宅から参加する予定だ。

首相夫人は英国での講演の仕事の後、インフルエンザに似た軽度の症状が出ているという。閣僚との対面での会合は延期された。

今回の新型コロナウイルスは高齢者がより重症化する傾向にあり、各国政府にとっての懸念材料となっている。これらの国々では高位の政府当局者に60代、70代、80代の人材が就くケースが多い。

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