フィンランド首相に34歳女性、現職で世界最年少

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34歳でフィンランド首相に就任するサンナ・マリン氏/Vesa Moilanen/AP

34歳でフィンランド首相に就任するサンナ・マリン氏/Vesa Moilanen/AP

(CNN) フィンランドで10日、34歳の女性が首相に就任する。現職の首相としては世界最年少となる。

首相に就任するのはサンナ・マリン運輸相(34)。フィンランド史上最年少の首相でもある。

ロイター通信によると、マリン氏は8日に行われた社会民主党の投票で僅差で勝利した。前任のアンティ・リンネ首相は、郵便職員のストに対する対応をめぐって連立を組む中央党から批判され、辞任に追い込まれた。

マリン氏は記者団に対し、「信頼を取り戻すためにはやるべきことがたくさんある」と述べ、「自分の年齢や性別について考えたことはない。自分が政界に入った理由、そして、私たちが有権者の信頼を勝ち得た理由について考える」と語った。

同氏は27歳で地元タンペレ市議会の議長に就任した経歴の持ち主。社会民主党は連立与党の第1党で、マリン氏は同党の議会グループ議長アンティ・リンドマン氏を抜いてトップに立った。

フィンランドは5大政党の党首全員が女性で、30代がそのうちの4人を占める。

世界にはほかにも30代の首脳がいる。ウクライナのオレクシー・ホンチャルク首相は35歳、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相は39歳。

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