宮殿内の宝物館から宝飾品100点あまり盗難、価値計り知れず ドイツ

博物館内の宝石の展示室/Staatliche Kunstsammlungen Dresden/David Brandt via AP

博物館内の宝石の展示室/Staatliche Kunstsammlungen Dresden/David Brandt via AP

(CNN) ドイツ東部ドレスデンで25日、宮殿内にある宝物館「緑の円天井」に何者かが侵入し、100点あまりの宝飾品を盗み出した。

盗まれた財宝の価値は計り知れないと地元の政治家は述べ、「すべてのザクセン人とザクセン州の文化的アイデンティティーに対する攻撃」と位置付けている。

同宝物館は、ダイヤモンドやルビーなどの宝石や金銀をあしらった貴重な宝飾品4000点あまりを収蔵している。

収蔵品の中でも特に有名な「ドレスデン・グリーン」と呼ばれる41カラットのグリーンダイヤモンドは、米メトロポリタン美術館に貸し出されていて無事だった。

ドレスデン警察によると、現地時間の25日午前4時59分、宝物館の警備員から、何者かが侵入したと通報があった。防犯カメラには容疑者2人が映っていたが、ほかにも数人が関与した可能性があると見ている。

犯行グループは格子を切断し、窓を破って館内に侵入。防犯カメラには、黒っぽい服を着た2人組が懐中電灯で照らしながら館内を歩き回り、1人がおのを何度も振り下ろして陳列ケースのガラスを破る様子が映っていた。

この地域では当時、電気系統の火災のために街灯が消えていた。捜査当局は、この2つの事件には関連があると見て調べている。

犯人はアウディの「A6」に乗って現場から逃走していたことが判明。警察は高速道路の出口を封鎖するなどして行方を追っていたが、事件後間もなく、同じ車が別の場所の地下ガレージで放火された。

緑の円天井には、アウグスト強健王と呼ばれたザクセン選帝侯が18世紀初めに制作させた宝飾品が収蔵されている。現在はザクセン州が保有しており、州が保有する美術品の一般的な慣行として、保険はかけられていなかった。

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