ロシア爆発、核めぐる謎残る 原子力巡航ミサイルとの指摘も

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事故当時、ミサイル実験場の近くに核燃料運搬船がいたことを示す衛星画像/Planet Labs

事故当時、ミサイル実験場の近くに核燃料運搬船がいたことを示す衛星画像/Planet Labs

事故の異常性を早くから指摘していたのが、米ミドルベリー国際問題研究所の専門家、ジェフリー・ルイス氏だ。

ルイス氏はツイッターで、プラネット・ラブス社が撮影した8日の衛星画像へのリンクを貼った。画像では、現場となったミサイル実験場の近くに核燃料運搬船がいたことが示されている。

ルイス氏は、この船が原子力推進式巡航ミサイルの実験に関連していた可能性を指摘。北極海で昨年夏に原子力推進式巡航ミサイルの実験が失敗した際には、この船が原子力推進ユニットの回収に使われたと述べた。

ルイス氏はCNNの取材に「我々は液体推進剤を使ったジェットエンジンの実験だったとの主張に懐疑的だ」とし、「『ブレベスニク』と呼ばれる原子力推進式巡航ミサイルの実験だったと考えている」と述べた。

このミサイルは北大西洋条約機構(NATO)加盟国の間では「SCCXスカイフォール」の名で知られる。

米当局者もCNNに対し、爆発はスカイフォールの試作品と関連していた「可能性が高い」と説明。トランプ米大統領も12日にツイッターで関連を指摘し、爆発は住民を大気に関する不安に陥れる結果になったなどと述べた。

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