北朝鮮、飛翔体2発を発射 日本海に向け
(CNN) 北朝鮮が25日早朝、日本海に向けて2発の飛翔(ひしょう)体を発射した。韓国国防当局が明らかにした。
韓国国防当局がCNNに語ったところでは、北朝鮮の飛翔体2発は現地時間の25日午前5時34分と5時57分に元山(ウォンサン)地区から発射された。飛行距離は約430キロだった。
韓国軍合同参謀本部は「関連の動きを監視することにより、さらなる発射に備えた即応態勢を維持している」と述べ、「米韓で今回の発射に関連した詳細の分析を進めている」と説明した。
米国防当局者は現時点で、北朝鮮が少なくとも1発の短距離飛翔体を発射したとの見方を示した。今回の発射は、今年5月に行われた短距離ミサイル2発の発射に似ているようだとも指摘している。
米政府高官はCNNに対し、「短距離飛翔体が北朝鮮から打ち上げられたという報告については認識している」としながらも、それ以上のコメントは避けた。
この前日の24日には、北朝鮮問題に関する強硬派として知られるボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が、2国間の戦略的課題について話し合うため韓国を訪れていた。
23日には北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)が、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が建造中とみられる潜水艦を視察する場面の写真を公開した。