トランプ氏の「国へ帰れ」発言、下院が非難決議を可決

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米下院が、トランプ大統領の発言を「人種差別的」だとして非難する決議を可決した/Mark Wilson/Getty Images

米下院が、トランプ大統領の発言を「人種差別的」だとして非難する決議を可決した/Mark Wilson/Getty Images

ワシントン(CNN) トランプ米大統領が非白人の民主党女性下院議員のグループに出身国へ帰れなどとツイートした問題をめぐり、民主党が多数を占める下院で16日、この発言を非難する決議が可決された。

採決は賛成240、反対187。民主党の全議員に加えて共和党から4人、独立系1人が賛成票を投じた。

議場では、民主党のペロシ議長が決議案を支持する発言の中で「大統領による人種差別的ツイート」を非難。これに対し、共和党議員が「大統領や議員への人格攻撃を認めないとの規則に反する」と主張して撤回を求め、審議が1時間以上中断する場面もあった。

共和党側はペロシ氏の発言を議事録から削除し、この日の審議での発言権をはく奪するよう求めたが、いずれも採決で否決された。

トランプ氏は14日、ツイッター上で「進歩派の」民主党女性議員らはもともと「最悪で腐りきった、無能な政府」しかないような国の出身だと主張。自分たちが出身国に戻り、「壊れきった犯罪だらけの」現状を直せばいいと書き込んでいた。

16日にはツイッターを通し、14日のツイートは「人種差別的ではなかった」と改めて強調。下院の共和党議員らに決議案への反対を呼び掛け、民主党の「わなにはまるな」と訴えていた。

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