地中海で難民船2隻が難破、170人行方不明

リビア沖では、生存者47人が救助された/FEDERICO SCOPPA/AFP/Getty Images

リビア沖では、生存者47人が救助された/FEDERICO SCOPPA/AFP/Getty Images

(CNN) 北アフリカのリビアやモロッコを出航したボート2隻が地中海で難破し、少なくとも170人が行方不明になっている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が明らかにした。

UNHCRは19日の声明で、非政府組織(NGO)からの情報として、地中海西部のアルボラン海で約53人が死亡したと伝えた。

1人は24時間以上も海上に取り残された後、通りかかった漁船に救出されて、モロッコで手当てを受けているという。

モロッコとスペインの救助艇が出動して捜索を行ったが、生存者は見つからなかったとしている。

これとは別に、NGOのシー・ウォッチは19日、地中海中部でゴムボートが転覆し、3人が救助されたと発表した。リビアを出航した時点でボートには120人が乗っていたが、117人は死亡または行方不明になっているという。

救助された3人は国際移住機関(IOM)に対し、イタリア海軍機が到着するまで3時間以上も助けが来ないまま海上を漂流していたと話しているという。3人はイタリア海軍機で地中海のランペドゥーサ島に運ばれた。

シー・ウォッチはさらに、リビア沖を漂流していたボートから19日午後、47人を救助したことを明らかにした。47人はシー・ウォッチの船に乗っている。

イタリアでは強硬派のサルビーニ内相が昨年6月、移民や難民を乗せた船に対して国内の港を閉鎖した。同国政府は移民規制の新たな法律を通過させている。

サルビーニ内相は20日、フェイスブックへの投稿で、「私は今までもこれからも、人身売買には加担しない」と書き込んだ。

IOMによると、欧州にたどり着いた難民や移民は昨年1年間で約14万2000人近くに上った。2200人あまりは地中海を横断する途中で行方不明になったり死亡したりしている。

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