インドネシア地震、登山者700人が身動きできず

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インドネシア地震、登山者が足止め

(CNN) インドネシアのロンボク島を襲ったマグニチュード(M)6.4の地震で土砂崩れが発生し、同島のリンジャニ山(標高3726メートル)にいた700人近い登山者が取り残されて身動きできなくなっている。

地震は29日午前に発生し、これまでに島内で15人の死亡が確認された。現地では観光客らの救出活動が進められているが、災害対策当局によると、リンジャニ山には今も689人が取り残されているという。

このうち149人は山中にいて、500人は山腹の村で、40人はその近郊で身動きできなくなっている。少なくとも1人は落石に当たって死亡した。

タイから来た登山者の男性が撮影した映像には、地震発生に伴う土砂崩れで巨大な砂ぼこりが立ち込める様子が映っている。

地震発生当時は山頂にいたというこの男性は、岩石に直撃される人を多数目撃したといい、「土砂崩れが見え、大勢の人が転ぶのが見えた。そのあと私自身も転んだ」と伝えている。男性のグループはすぐに山頂に戻り、無事に下山したという。

30日午前には、軍や警察、医療班など184人で構成する救助隊が登山者の救出に向かった。

今回の地震ではロンボク島内で15人が死亡、162人が負傷している。死者の中にはマレーシア人の女性観光客1人も含まれる。

現地からの映像には、倒壊した家屋から所持品を集める住民や、避難所へ向かう負傷者らの様子が映っている。

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