NZ、哨戒機4機を調達 太平洋で軍事力増強の中国に対抗

太平洋上空を飛行する米海軍のP8Aポセイドン=2017年

太平洋上空を飛行する米海軍のP8Aポセイドン=2017年

(CNN) ニュージーランド国防相は9日、米国製の哨戒機4機の調達を発表した。米国やオーストラリアと連携して、太平洋で軍事力を増強しつつある中国に対抗する。

ニュージーランドはボーイング製の哨戒機「P8Aポセイドン」4機を16億ドル(約1775億円)で調達し、2023年から運用を開始する計画。さらに、ドローンなど小型偵察機の調達も検討している。

P8は潜水艦の発見や情報収集、偵察活動に利用される哨戒機で、米国、オーストラリア、英国も保有している。この4カ国にカナダを加えた5カ国は「ファイブアイズ協定」を結び、諜報(ちょうほう)活動を通じて収集した情報を共有している。

ニュージーランドはこれに先立つ6日に発表した2018年の戦略的国防政策に関する報告書の中で、中国が南シナ海で軍事プレゼンスを拡大するなど、太平洋における影響力を強めていると指摘。中国はこの地域の現在の秩序に対抗すると同時に、長年にわたってニュージーランドの影響下にあった太平洋の島国に対する関与や投資を増大させていると分析した。

こうした中国の政策によって「人権、軍縮、不拡散の取り組み」が損なわれる恐れがあるとの警戒感を示す一方で、オーストラリアと米国については、「海洋安全保障と航行の自由」に焦点を当てることによって、太平洋の平和と安定を守ろうとしていると指摘した。

ニュージーランドの国防報告書に対して中国は9日、「事実無根」と反論、外務省の華春瑩報道官は同日の記者会見でニュージーランドに対し、「誤った発言や行動を是正し、相互の信頼と協力関係を高める努力をしなければならない」と強調した。

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